■研修活動 ~開業について~
みなさんが新たに療術師として開業することは、多くの先輩たちが築いてきたこの信頼という財産の上に事業を起こすことである。療術師として開業した日から、みなさんは、患者さんの健康に対して全面的な責任を負うことになるとともに、国民が療術に寄せる信頼を支える責任を負うことになることを自覚しなくてはならない。
今日の療術に対する信頼を築くためには多くの先輩たちの努力と長い時間が必要であった。
しかし、これを失うのは一人の療術師のちょっとした不用意な行為があれば足りてしまうのである。
「開業の手引き」は新たに療術師として開業しようとする人のために、開業のための準備、治療の心得など必要な事項を簡単にまとめたものに過ぎない。 開業にあたってはもちろん開業後も全国療術師協会や各都道府県の協会、全国療術研究財団の行う研修に参加したり、諸先輩の指導を仰いだりすることにより立派な療術師として国民の信頼に応えていただきたい。 |